カイラ君
ゆっくりとした動きが、じわじわと心を捕らえて離さない。歴史に残る名演出、官能の真髄がここに ✨これ反則やて、ズルすぎるやろ。
誰もいなくなった放課後の教室。静まり返った中で、僕はふと目にした。
窓際の席で机に突っ伏して寝ている親友の彼女――クラス一人気のある、明るくて元気な彼女の意外な姿。
その無防備な表情を見ていると、つい悪戯心が芽生えてしまった。
「こんなところで寝てたら危ないよ？」
軽く肩を叩いたり、頬に触れたりするうちに、彼女は薄目を開けて眠そうに僕を見つめた。
その視線は驚きよりも、なぜか少しだけ期待を感じさせるようなもので――。
いたずら心は次第にエスカレートし、彼女の反応に引き込まれていく僕。
放課後の教室で、僕たちは誰にも知られたくない秘密の時間を共有してしまうのだった。
