カイラ君
一瞬の仕草が、官能と美しさの極致を見せつける 💎心臓が高鳴り、抑えきれない興奮が溢れ出す ⚡今までの全部ひっくり返された感じするわ。
彼女はスマホを片手に、いつものように彼氏をからかい始めた。
「ねえ、今の顔なに?めっちゃ面白いんだけど!」
彼が不機嫌そうに視線をそらすのもお構いなし。
スマホのカメラを向けてはシャッター音を鳴らし続ける。
「ほら、もっといい表情してよ!それじゃ全然映えないじゃん!」
彼女の手元には、彼の変顔や気を抜いた瞬間を収めた写真がずらりと並ぶ。
彼が少しでも不満を漏らそうものなら、すかさずスマホを掲げて脅すように笑う。
「消してほしい?うーん、どうしようかな〜。謝ったら考えてあげてもいいよ?」
その笑みは、まるで勝利を確信したかのようだった。
彼がため息をつきながら、「もういいからやめてくれ」と言うと、彼女は楽しそうに画面を見つめながらつぶやいた。
「ふふっ、やっぱり私のほうが上だね。」
しかし、彼女は知らなかった。
その生意気な態度が、彼の中に少しずつ何か別の感情を芽生えさせていることを――。