











カイラ君
流れるような美しい動きが、心を掻き立てていく。官能の極みが凝縮され、胸に深く響く 💫これは完全にキメにきてるやつやわ。
「もうオレには逆らわせない。」
耳元でそう囁かれた瞬間、背筋がぞくりとした。
いつもは強気で、言い返してばかりの‘私’が、今は声一つ出せない。
重なる視線、逃げ場のないロッカールーム。
「強がるなよ。カラダは、正直なんだから」
乱れた息とともに、指先がゆっくりと触れる。
制服の下で、知らなかった感覚が波打ち始めていた。
馬鹿にしていた先輩の、あの一言から全てが変わった。私の主導権なんて、もう、とっくになかったのだ。